不眠症と診断される人は3人に1人?データが示す「眠れない理由」の正体

睡眠改善

その数字、知ってますか

日本人の約3人に1人が、不眠症の症状を抱えている。

NSF(全米睡眠財団)のデータでも、成人の30〜40%が慢性的な不眠を経験していると報告されています。

「自分だけがおかしいのかも」って思ってませんでしたか。僕はずっとそう思ってました。

アメリカ赴任中、夜中の3時に目が覚める日々が続きました。

天井を見つめながら、また眠れないと思う。

孤独な夜でした。

あの頃の僕が知りたかったのは、「なぜ眠れないのか」という科学的な答えでした。

不眠症メカニズム図 3人に1人が不眠症?「眠れない理由」の正体 原因① ストレス・不安 仕事・人間関係・将来 原因② 生活習慣の乱れ 夜更かし・スマホ・カフェイン 原因③ 体内時計の乱れ 光刺激・不規則な睡眠 🧠 脳の過覚醒状態 コルチゾール↑・交感神経が優位に 不眠症(入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒) 日本人の約33%(3人に1人)が該当するとされる ※慢性化すると抑うつ・生活習慣病リスクも上昇 出典:厚生労働省 睡眠障害に関する調査 / 国際睡眠医学会基準

不眠症って、何が起きてるの?

不眠症(Insomnia)は、「眠れない」「途中で目が覚める」「早朝に起きてしまう」状態が1ヶ月以上続き、日中の生活に支障をきたすもの、と定義されています。

でもこれ、単に「ストレスのせい」で終わらせちゃいけないんですよね。

Journal of Clinical Sleep Medicine(臨床睡眠医学誌)の研究によると、慢性的な不眠には「脳の過覚醒(ハイパーアラウザル)」が深く関係しているとされています。

過覚醒というのは、脳が常にアクセル全開の状態のこと。寝ようとしても、脳が「まだ起きていろ」と命令し続けている状態です。

HIRO

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「眠れないのは意志が弱いから」じゃないんです。脳の回路が誤作動している。それを知っただけで、少し楽になりました。

データが教えてくれたこと

当時の僕が手がかりにしたのは、3つの研究データでした。

① ストレスホルモンが睡眠を壊す

ハーバード医科大学の研究では、コルチゾール(ストレスホルモン)が夜間に高い状態だと、深い睡眠(ノンレム睡眠)が著しく減ることが示されています。

夜中の3時に目が覚めるのは、コルチゾールの分泌タイミングが乱れているサインである場合が多い。それを知ったとき、「そういうことか」と腑に落ちました。

② マグネシウム不足と不眠の関係

Nutrients誌に掲載された研究では、マグネシウムが不足すると神経が興奮しやすくなり、入眠困難や中途覚醒が増えることがわかっています。

アメリカで精密栄養学を学ぶ中で血液検査を受けたところ、僕自身のマグネシウム値が基準値を下回っていました。けっこう衝撃でした。

③ HRVは睡眠の「通信簿」

HRV(心拍変動)とは、心臓の拍動のわずかなゆらぎのこと。自律神経のバランスを反映する指標です。

当時の僕のHRVは20前後。

Sleep誌のデータでは、HRVが低いほど睡眠の質が低く、翌日のパフォーマンスにも直結するとされています。

数字を見て、初めて「自分の睡眠は本当にまずい」と実感しました。

僕が実際にやったこと

気合いで早く寝ようとするのをやめました。それがまず一番大きな転換でした。

代わりにやったのは3つです。

血液検査でマグネシウムをはじめとした栄養状態を確認し、不足しているものをピンポイントで補う。食事記録をつけ、体内のコルチゾールが上がりやすい習慣を特定する。そして週3回の軽い有酸素運動でHRVを底上げする。

「なんとなくいいかも」でやるんじゃなく、データをもとに仮説を立てて、変化を計測しながら進める。エンジニアとしての癖かもしれませんが、これが一番自分に合ってました。

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最初は半信半疑でしたが、マグネシウムを補い始めて2週間で、夜中に目が覚める回数が明らかに減りました。あの感覚は今でも覚えています。

数字が変わった朝

取り組み始めて2ヶ月ほどが経った朝。

スマートウォッチでHRVを確認したら、60を超えていた。

正直、信じられませんでした。

夜中に目が覚めなくなっていた。朝、頭が重くない。それだけで、一日の始まりが全然ちがう。

仕事中に消えかけていた集中力が、少しずつ戻ってきた気がしました。

「不眠症」は治せる

不眠症の診断基準に当てはまるような状態にあっても、ちゃんと改善できます。

「眠れないのは体質だから」と諦めていた僕が、ここまで変われた。

必要なのは根性じゃなく、自分の体のデータをちゃんと読むことです。

何を補えばいいか、何を変えればいいか。それが見えてくれば、あとは一つひとつやるだけ。

あなたも絶対に大丈夫です。僕が変われたんだから。

同じ悩みを抱えているあなたへ

夜中に目が覚める、朝がしんどい、昼間ぼーっとする。そういう日々がずっと続いているとしたら、本当につらいですよね。僕もそこを通ってきたので、その苦しさはよくわかります。

「何から手をつければいいかわからない」という方には、一緒に整理するお手伝いができます。気合いや根性ではなく、あなたの体の状態に合わせた無理のない形で。

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