驚きのデータがある
「眠いのに眠れない」という経験、ありますよね。
これ、かなり多くのビジネスマンが抱えている状態です。NSF(米国睡眠財団)のデータによると、慢性的な睡眠トラブルを抱える成人の約45%が「眠気はあるのに入眠できない」と訴えています。
「気合いが足りない」とか「スマホのせい」とか、そういう話じゃないんです。もっと体の奥で起きていることがある。
僕もそこにいた
アメリカに赴任して最初の数ヶ月、毎晩同じことが繰り返されていました。
目は重い。体は疲れている。
でも、ベッドに入ると頭が冴えてくる。
正直しんどかった。「なぜ眠れないんだろう」という焦りが、さらに眠れなくさせていた気がします。
そのころHRV(心拍変動。自律神経のバランスを示す指標)を測り始めたんですが、数値は20前後。体が常に戦闘モードになっていた、ということです。
眠いのに眠れないのは、「脳と体が休む許可を出せていない状態」です。
科学はこう言っている
研究を調べていくうちに、いくつかのことが見えてきました。
まずハーバード医科大学の研究です。「眠いのに眠れない」状態の多くは、コルチゾール(ストレスホルモン)が夜になっても高い水準で分泌されていることが原因の一つとされています。本来、コルチゾールは夜に下がるべきもの。でもストレス過多・不規則な生活が続くと、夜になっても下がらなくなる。
体は「まだ昼間だ」と思っているんですよね。眠気があっても眠れないのは、そのせいだったりします。
HIRO
僕も最初はストレスのせいだと漠然と思ってたんですが、「コルチゾールが夜に下がっていない」と具体的にわかってから、対策が立てやすくなりました。
次に、Sleep誌に掲載された研究。マグネシウムが不足すると、脳の「GABA(ガンマアミノ酪酸)」という神経伝達物質の働きが落ちることがわかっています。GABAはいわば「脳のブレーキ」。これが機能しないと、頭が止まらない状態が続きます。
アメリカで精密栄養学を学んだとき、血液検査でマグネシウム値を確認したら、見事に低かった。「これだったのか」と思いました。
そしてJournal of Clinical Sleep Medicineの研究では、慢性的な睡眠トラブルを抱える人の多くに「体内時計のズレ」があることが示されています。光・食事のタイミング・運動の時間帯。これらが体内時計に大きく影響する、ということです。
データを見て変えたこと
HRVが20前後という数値を見たとき、「これは根性で解決する話じゃない」と気づきました。エンジニアとして、仮説を立てて検証するしかない、と。
やったことはシンプルです。
朝の光を毎日浴びる。夜はスクリーンの光を減らす。食事のタイミングを整える。マグネシウムを補う。運動を午前中に入れる。どれも派手じゃない。でも続けた。
数週間後、スマホでHRVを確認した。
60を超えていた。
信じられなかった。でも、体は正直だった。
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マグネシウムは食事だけで補うのが難しいんですよね。僕はサプリで補い始めてから、夜中に目が覚める回数が明らかに減りました。
今日からできること
研究と自分の体験、両方から言えることはこれだけです。
①朝起きたらすぐ外に出て光を浴びる(5〜10分でOK)。体内時計をリセットする一番シンプルな方法です。
②夕食後のカフェインと強い光を控える。コルチゾールをこれ以上刺激しないために。
③マグネシウムを意識して補う。ナッツ・豆類・葉物野菜に多く含まれています。不足しているならサプリも一つの選択肢です。
④寝る1時間前は「何もしない時間」をつくる。これだけで脳のブレーキがかかりやすくなります。
科学と体験の両方から
「眠いのに眠れない」は、意志の問題じゃありません。体の中で起きていることに、ちゃんと理由があります。
データはそれを教えてくれました。そして体を変えたのは、根性じゃなく習慣でした。
僕が変われたんだから、あなたも絶対に変われます。
一個だけ試してみてください。まず朝の光から。それだけで体が「変えていい」と気づき始めます。
同じ悩みを抱えているあなたへ
「眠いのに眠れない」という夜が続いているなら、その気持ち、本当によくわかります。僕も同じ場所にいたので。
一人で抱え込まないでほしいんです。気合いじゃなく、仕組みで変えられる。それを一緒に考えたいと思っています。



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