眠れないのは、あなたのせいじゃない
「もしかして不眠症なのかな」って思ったことありませんか。
でもなんとなく、病院に行くのも大げさな気がして。ただの寝不足かもしれないし、と自分に言い聞かせて。そのまま何ヶ月も過ぎていく。
僕もそうでした。
アメリカ赴任が始まって数ヶ月が経った頃。
毎晩夜中の3時か4時に目が覚めるんです。
そこから朝まで、ただ天井を見ていました。
「これって不眠症?でも診断ってどうやって受けるの?」。正直まったくわかりませんでした。
不眠症の診断は、思っているよりずっとシンプルです。
難しい検査も特別な機械も、最初は要りません。「何がどうなっていたら不眠症と呼ぶのか」を知るだけで、だいぶ気持ちが楽になりますよ。
不眠症って、何を基準にするの?
医学的な定義を一言でいうと、「眠れない状態が週3回以上・3ヶ月以上続いていて、日中の生活に支障が出ている」こと。これが不眠症の診断基準です。
Journal of Clinical Sleep Medicineのデータによると、不眠の訴えがある人のうち、この基準を満たす慢性不眠症は約10〜15%とされています。つまり「眠れない」と感じていても、全員が不眠症というわけじゃない。
症状には3つのパターンがあります。
・寝つけない(入眠困難)
・朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
僕が経験したのは、まさに「早朝覚醒」でした。夜中の3時に目が覚めて、そこから眠れない。それが何ヶ月も続いた。
HIRO
僕は「眠れない=寝つけない」だと思っていたので、夜中に目が覚めるタイプも不眠症だと知ったときは正直驚きました。
診断の流れ、実はこれだけ
「診断を受けよう」と思ったとき、何をすればいいか。順番に説明しますね。
① まず、睡眠日誌を2週間つける
「何時に寝たか」「何時に目が覚めたか」「朝の気分は何点か」。これだけでいい。スマホのメモで十分です。診察のときに持っていくと、医師が状態を把握しやすくなります。
② 内科か心療内科を受診する
「精神科は敷居が高い」と感じるなら、まずは内科でも大丈夫。睡眠の悩みを話すと、必要に応じて専門科を紹介してもらえます。
③ 問診・質問票に答える
「ピッツバーグ睡眠質問票」や「不眠重症度指数(ISI)」といった質問紙が使われることが多いです。難しそうな名前ですが、要は「どう眠れていないか」を点数化するもの。マークシートみたいに答えるだけです。
④ 必要なら血液検査や検査機器を使う
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合は、自宅で使える簡易検査機器を貸し出してもらえることもあります。入院は不要。
やりがちな間違いがあります
診断を受けようとする前に、一つだけ頭に入れておいてほしいことがあります。
「受診=薬を処方される」と思い込まないこと。
今の睡眠医療では「CBT-I(認知行動療法)」と呼ばれる非薬物療法が第一選択とされています。ハーバード医科大学の研究でも、CBT-Iは睡眠薬より長期的な効果が高いと報告されています。
薬に頼るしかないわけじゃない。それを知っておくだけで、受診への抵抗感がちょっと減りませんか。
もう一つ。「診断がつかなかったら終わり」じゃないということ。基準を満たさなくても、睡眠の質が低ければ生活には影響します。NSF(全米睡眠財団)のデータでも、睡眠不足による集中力・パフォーマンスへの影響は、慢性的な飲酒と同等レベルと示されています。診断名より、「今の状態を改善すること」が目的です。
HIRO
僕は診断を受けることより「自分の体に何が起きているか知ること」の方が大事だと気づいてから、少し前向きになれました。
僕が変わったきっかけ
診断を受けて薬をもらっても、根本は変わらなかった。
そのときに出会ったのが「精密栄養学」という考え方でした。
アメリカにいるからこそ、その最前線の知識に触れられた部分はあります。
血液検査で自分に何が足りないかを調べて、それを補う。気合いでも根性でもなく、体のデータを見て動く。エンジニアらしいやり方かもしれないけど、これが一番効きました。
HRVが20だったのが、60を超えた。
夜中の3時に目が覚めることが、なくなりました。
“`html毎日の睡眠パターンを可視化することで、自分の睡眠の質を客観的に把握できる睡眠日誌 ノート 睡眠記録 手帳は、睡眠改善に向けた第一歩としておすすめです。
“`まず、これだけやってみて
難しいことは何もいらないです。今夜から、こんな感じでメモを始めてみてください。
「何時に寝た」「何時に目が覚めた」「朝の気分を10点満点で」。この3行だけ。
2週間続けると、自分の睡眠のパターンが見えてきます。それを持って病院に行けば、診察がずっとスムーズになる。
診断は、ゴールじゃなくてスタートです。
状態を知って、原因を探して、一つずつ変えていく。それだけです。僕が変われたんだから、あなたも絶対に変われる。
同じ悩みを抱えているあなたへ
夜中に目が覚めて、天井を見つめていた頃の気持ち。あの孤独感は、経験した人にしかわからないと思っています。僕も同じところを通ってきたから、あなたの「しんどい」がよくわかります。
「どこから手をつけたらいいかわからない」という方のために、精密栄養学の視点をベースにした睡眠改善の相談をしています。気合いや根性じゃなく、あなたの体の状態を見ながら一緒に考えます。



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