眠れない夜の習慣
アメリカ赴任中、夜中の3時に目が覚める日が続いていた。
外は真っ暗。時差で家族とも話せない。
そんな夜、何となくスマホで「眠れない夜に」という歌詞を検索していた。
あの孤独な歌詞に、どこか救われていた。
でも同時に、「音楽を聴きながら眠ろうとすること」が睡眠をさらに壊していたと、後で知ることになる。
音楽と睡眠の意外な関係
「眠れない夜に」と検索する人は、実はものすごく多い。
日本睡眠学会の調査では、成人の約20〜30%が何らかの不眠症状を抱えているとされている。
眠れないとき、多くの人が音楽に頼る。
それ自体は悪くない。ただ「どんな音楽か」と「使い方」が、睡眠の質を大きく左右する。
音楽は「ツール」になる。使い方次第で、眠れる夜と眠れない夜が変わる。
研究が示すこと
Sleep誌に掲載された研究では、就寝前に60〜80BPM(テンポが落ち着いた音楽)を聴いたグループは、睡眠の開始時間が平均で約27%短縮されたと報告されている。
つまり、眠りに落ちるまでの時間が短くなる。
これは心拍数と音楽のテンポが同期する「エントレインメント」という現象によるものだ。(簡単に言うと、体のリズムが音楽のリズムに引っ張られていく状態)
HIRO
僕が聴いていた歌詞つきの曲は感情が揺れるので、実は脳が活性化してしまっていたんですよね。歌詞ゼロのインストが正解でした。
一方で、Journal of Clinical Sleep Medicineのデータによると、歌詞のある音楽を聴き続けたグループは、言語処理をする脳の部位が活性化し、入眠が妨げられるケースが報告されている。
「眠れない夜に」という歌詞を追いかけていた僕は、まさにそれをやっていた。正直、知ったときちょっと笑えた。
データを見て行動が変わった
当時、僕はスマートウォッチでHRV(心拍変動。自律神経のバランスを示す数値)を計測していた。
歌詞つきの曲を流して寝た翌朝のHRVは、だいたい20〜25。
自律神経がボロボロ、という状態だ。
試しに歌詞なしのインスト曲(テンポ70BPM前後)に切り替えてみた。
3日後の朝、スマホを見て思わず声が出た。
HRVが40を超えていた。
音楽を変えただけで、だ。
もう一つの盲点:光と音の組み合わせ
スタンフォード大学の睡眠研究センターのデータによると、スマホの画面から出るブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を最大50%抑制するとされている。
「眠れない夜に」という歌詞を画面で追いながら聴く。
これは二重に睡眠を壊していた。
音楽を「聴く」のではなく「流す」だけにする。画面は見ない。それだけで全然違う。
精密栄養学との組み合わせ
音楽を変えると同時に、アメリカで精密栄養学を学ぶ中で、自分の体に何が足りないかを血液検査で確認した。
マグネシウムが明らかに低かった。
マグネシウムは神経を落ち着かせ、深い眠りを助けるミネラルだ。不足すると、夜中に目が覚めやすくなる。
Nutrients誌の研究では、マグネシウムを補うことで睡眠の深さと継続時間が改善したというデータが出ている。
音楽の使い方を変えて、栄養を補う。どちらか一つじゃなく、両方やったことで僕の睡眠は変わっていった。
HIRO
「気合いで寝ろ」って言う人いますが、それは無理です。体の中の話ですから。データを見て、一つずつ変えるだけでいいんです。
睡眠の質を高めたい方には、Double Wood Supplementsのグリシン酸マグネシウムがおすすめです。Double Wood Supplementsはアメリカで信頼度の高いサプリブランドで、すべての製品がサードパーティによる品質検査済み。グリシン酸マグネシウムは酸化マグネシウムと比べて吸収率が圧倒的に高いため、より効果的にマグネシウムの睡眠サポート作用を得られます。
“`今夜から試せること
難しいことは何もない。今夜試せることをシンプルに言う。
① 「眠れない夜に」系の歌詞つきの曲はやめる。インストかバイノーラル音楽(左右の耳に異なる周波数を流す音楽)に変える。
② テンポは60〜80BPMを目安にする。SpotifyやYouTubeで「sleep music 70bpm」と検索すれば出てくる。
③ 音楽を流したらスマホの画面を伏せる。歌詞を追わない。
④ タイマーで30〜45分後に音楽が止まるよう設定する。流し続けると睡眠が浅くなるので。
やること自体はシンプルだ。でも積み重ねると、体はちゃんと応えてくれる。
科学と体験、両方から言えること
眠れない夜に歌詞を追いかけていた僕が、今はHRV60前後で安定して眠れている。
根性でどうにかしようとしていた頃は、何をやっても変わらなかった。
「なぜ眠れないか」をデータで確認して、一つずつ変えていったら、ちゃんと変わった。
あなたも、絶対に変われる。僕が変われたんだから。
同じ悩みを抱えているあなたへ
夜中に目が覚めて、天井を見つめる感覚。あの孤独さは、経験した人にしかわからない。
僕もそこを通ってきた。だから、一人で抱え込まないでほしいと思っている。
食事・生活習慣・睡眠の取り方を、あなたの状態に合わせて一緒に整理する。気合いも根性も一切いらない。



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