不眠に漢方は効くの?2種類を実際に試した僕の正直な話

睡眠改善

どっちが効くの?

「漢方って不眠に効くって聞いたけど、結局どれがいいの?」

そう思って調べると、抑肝散(よくかんさん)、酸棗仁湯(さんそうにんとう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)…と種類が多すぎて、どこから手をつければいいかわからなくなる。

僕も同じでした。アメリカ赴任中に不眠がひどくなって、薬に頼りたくない一心で漢方を試し始めた。漢方薬が不眠症に効くのかを試した経験から、今日は実際に試した2種類について、正直に話します。

不眠と漢方のメカニズム図 原因 → 体質改善 → 効果の流れ 不眠の原因 😰 ストレス・緊張 🌙 自律神経の乱れ 💭 考えすぎ・不安 🔥 体の熱感・興奮 試した漢方薬 ① 加味帰脾湯 心身の疲労・不安が強い タイプの不眠に → 気血を補い心を落ち着ける ② 柴胡加竜骨牡蛎湯 精神的興奮・動悸がある タイプの不眠に → 気を鎮め神経を整える 体への作用 🧘 自律神経を整える 💊 即効性より 体質改善を目指す 🌿 2〜4週間で変化 ⚡ 副作用が比較的少 実感した効果 入眠 スムーズ 夜中の 目覚め減 気持ちが 落ち着く 📝 ポイント:漢方は「体質に合うもの」を選ぶことが大切。効果には個人差があり、継続服用が基本。 西洋薬のような即効性はないが、根本からの体質改善を目指す。迷ったら漢方専門家・薬剤師に相談を。

僕の眠れない夜

アメリカに来てから、夜中の3時か4時に目が覚めるようになりました。

目を閉じる。

眠れない。

天井を見ながら、また今日もダメだったと思う。

睡眠の質を測るHRV(心拍変動性。自律神経のバランスを示す指標)は20前後をうろついていました。正直しんどかった。

睡眠薬は使いたくなかった。だから「副作用が少ない」と言われる漢方を試してみようと思ったんです。

試した2種類はこれ

選んだのは、①酸棗仁湯(さんそうにんとう)②抑肝散(よくかんさん)の2種類です。

酸棗仁湯は「心身が疲れているのに眠れない人向け」と言われる漢方。抑肝散は「イライラ・神経過敏で眠れない人向け」というイメージです。

どちらも日本では市販で買えますし、漢方専門の医師に処方してもらうこともできます。

飲んでみた、正直な感想

まず酸棗仁湯を3週間試しました。

寝つきは少し楽になった気がする。「気がする」というレベルで、劇的な変化ではなかった。でも確かに、布団の中での焦りが少し和らいだような感覚はありました。

次に抑肝散を試したのは、仕事のストレスがピークだった時期です。

夜中に目が覚めて、頭の中でぐるぐると考えが止まらない。

些細なことが気になって、過呼吸気味になることもありました。

この時期に抑肝散を飲み始めたら、夜中に目が覚めた後の「焦燥感(しょうそうかん)」が少し落ち着くようになった。これは体感としてわかりやすかったです。

HIRO

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漢方って「じわじわ効く」タイプのものなので、1週間で諦めないでほしいです。僕は3週間を目安に試しました。

科学的に見るとどうか

PubMedのデータによると、酸棗仁湯に含まれる「サポニン」という成分に鎮静作用があることが報告されています。脳の興奮を抑えるGABA系(脳の抑制系神経)に作用している可能性があるとされています。

抑肝散については、神経伝達物質のセロトニンやグルタミン酸の調整に関わるとする研究が出てきています。Nutrients誌でも「神経過敏・不安を伴う不眠への有用性」に関する論文が発表されています。

どちらも「根拠ゼロの民間療法」ではないんですよね。メカニズムの研究がちゃんと進んでいる。

ただ、正直に言うと、漢方だけで僕の不眠が「完全に解決した」わけではありませんでした。

漢方は「底上げ」には使えるけど、根本には届かなかった。

根本が変わった理由

本当に睡眠が変わったのは、精密栄養学(自分の血液検査や食事記録をもとに、体に何が足りないかを特定して補うアプローチ)を取り入れてからです。

マグネシウムが極端に不足していたことが判明して、そこを補い始めた頃から睡眠が変わってきました。実は中途覚醒に効く対策としてメラトニンとマグネシウムを比較した時も、栄養面のアプローチが重要だということを痛感していました。

翌朝、スマホのHRVを見て固まりました。

20前後だった数値が、60を超えていた。

信じられなかった。これが「根本から変わる」ということか、と思いました。

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HIRO

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漢方で「少しラクになった」と感じた経験は無駄じゃなかった。でも睡眠の土台を変えるには、栄養面からのアプローチが僕には欠かせませんでした。

どっちを選ぶ?

僕なりの目安を正直に書きます。

疲れているのに眠れない・ぼんやり不眠が続く人→酸棗仁湯

イライラ・夜中に目が覚めて頭が止まらない・神経過敏な人→抑肝散

ただ、どちらにしても言いたいのはこれです。

漢方は「補助輪」。土台となる睡眠環境・栄養・生活習慣を整えながら使うと、はじめて力を発揮します。

漢方だけに全部を賭けるのは、ちょっともったいないと思っています。

結局、漢方はどう使うべきか

漢方は「効かない」わけじゃない。でも「それだけで全部解決」もしない。

両方試して、そう実感しました。自分の症状に合ったものを選んで、食事や栄養と組み合わせて使う。それが一番地に足のついたやり方だと思っています。

眠れない夜って本当につらい。でも、出口は絶対にあります。僕が変われたんだから、あなたも大丈夫です。

同じ悩みを抱えているあなたへ

「何を試しても眠れない」「漢方も試したけど変わらなかった」という方の気持ち、僕には本当にわかります。同じところを通ってきたので。

もし「自分の場合は何から始めればいいんだろう」と思ったら、一度話を聞かせてください。あなたの生活習慣や食事を一緒に整理しながら、無理なく続けられる形を考えます。

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