眠れない夜、一人じゃない
「また眠れなかった」って、妻からLINEが来たのは深夜2時過ぎでした。
僕はアメリカ赴任中で、時差があって起きていた。妻は日本で、妊娠8ヶ月のお腹を抱えながら、一人で夜をやり過ごしていた。
しんどかったです。正直。
何もしてあげられない自分が、すごくもどかしかった。
でも、この経験があったから、妊娠後期の睡眠について本気で調べるようになりました。僕自身も不眠に悩んだ時期があったので、「眠れない辛さ」は人ごとじゃなかった。
妊娠後期に眠れないのは、あなたのせいじゃない。体が変化している、当然の結果です。
なぜ眠れなくなるのか
妊娠後期(8〜10ヶ月)に眠れなくなる理由は、複数重なっていることが多いです。難しく考えなくて大丈夫。
お腹が大きくなると、横になるだけで苦しい。膀胱が圧迫されて夜中に何度もトイレに行く。足がつる。赤ちゃんの動きで目が覚める。
さらに、ホルモンの変化で体温が上がりやすくなり、熱くて眠れないという状態も起きやすくなります。
HIRO
妻もまさにこれで「暑くてフリースを脱いでも、今度は寒くて、また羽織って…」を繰り返していたと後から話してくれました。
Sleep誌のデータによると、妊娠後期の女性の約75〜80%が何らかの睡眠障害を経験しているとのことです。眠れないのは「特別なこと」じゃなくて、多くの人が通る道なんです。
僕も最初は知らなかった
正直に言うと、僕も最初は「眠れないなら仕方ない」と思っていました。妊娠中だから当然だろう、と。
でも自分がアメリカで精密栄養学(血液検査や食事記録をもとに、体に必要なものを特定して補う考え方)を学んでいく中で、気づいたことがあって。
「眠れない」には、必ず理由がある。
体が発しているサインを、一つずつ丁寧に読み解けば、ちゃんと対処できる。
妊娠後期だって、例外じゃなかったです。
今日からできる3つのこと
難しいことは一切ありません。今日からすぐ試せるものだけ選びました。
① 寝る姿勢を「左向き」に変える
左を下にして横向きに寝ると、子宮が大静脈(全身の血液を心臓へ戻す大きな血管)を圧迫しにくくなります。血流が改善して、体が楽になりやすい。抱き枕を使ってお腹を支えると、さらに安定します。
② 寝る2時間前から、スマホの画面を暗くする
ブルーライト(スマホやPCが出す青い光)は、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌を邪魔します。妊娠中はただでさえホルモンバランスが揺れているので、ここは特に気をつけてほしい。ナイトモードや暖色フィルターを使うだけで、ずいぶん変わります。
③ マグネシウムを食事から補う
マグネシウムは、筋肉をゆるめて神経を落ち着かせるミネラルです。足がつるのも、このマグネシウム不足が関係していることが多い。実際にマグネシウムと睡眠の質の関連性が報告されています。
食事で補うなら、納豆・豆腐・ほうれん草・バナナあたりが手軽です。妊娠中にサプリを使いたい場合は、必ずかかりつけの医師に相談してから。
“`html妊娠中の体の変化に対応した抱き枕 妊婦 横向き寝 マタニティは、横向き寝をサポートして腰への負担を軽減し、より快適な睡眠環境を実現します。
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妻は抱き枕を使い始めてから「寝返りが減って、朝のだるさが少しマシになった」と言っていました。シンプルだけど、効果は本物でした。
やりがちな間違い
「眠れないから、早めにベッドに入ろう」と思いがちなんですが、これが逆効果になることがあります。
眠くないのにベッドに長時間いると、「ベッド=眠れない場所」という条件が体に刷り込まれてしまう。これ、僕も不眠の時期にやって悪化させた失敗です。
眠くなったらベッドへ、が基本。眠れなくて30分以上経ったら、一度起きてリビングで過ごす。無理に寝ようとしないことが、実は一番の近道だったりします。
あと、「睡眠時間を取り戻そう」と昼寝を長くしすぎるのも注意です。30分以内にとどめておくのが、夜の睡眠に影響しにくい目安です。
まず、これだけ
難しいことは全部置いておいて。
今夜、左向きで寝てみてください。
それだけでいい。それだけでも、体への負担がちょっと変わるはずです。
「全部やろう」じゃなくて、「一つだけ変える」が続くコツです。
妊娠後期は、体も心も本当に大変な時期。眠れない夜が続いているのは、あなたが弱いわけでも、何かが間違っているわけでもない。体が一生懸命働いている証拠です。
少しずつ、一緒に良くしていきましょう。
同じ悩みを抱えているあなたへ
僕自身、夜中の3時に目が覚めて天井を見つめていた時期があります。あの孤独な感覚は、今でも覚えている。だからこそ、同じ思いをしている人に「これ、試してみて」と手を差し伸べたくてこの記事を書いています。
もう少し詳しく話を聞いてほしい、自分の状況に合ったアドバイスがほしい、という方は、一度のぞいてみてください。気合いや根性じゃなく、あなたの体に合った方法を一緒に考えます。



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