その「腹ペコ」、実は睡眠泥棒だった
ちょっと驚く数字がある。
Sleep誌に掲載された研究によると、就寝前の血糖値の乱高下が、夜間覚醒のリスクを最大40%高めることがわかっている。
40%だ。
「眠れないのはストレスのせい」「スマホが悪い」と思っていた人も多いだろう。でも実は、空腹が原因だったというケースが、思いのほか多い。
アメリカの夜中3時、僕の話
アメリカに赴任して半年が経った頃のことだ。
毎晩ベッドに入るのは11時すぎ。なのに決まって夜中の3時ごろに目が覚める。胃がじりじりして、なんとなく落ち着かない。
最初は「時差のせいだろう」と思っていた。
次は「ストレスだ」と片付けていた。
でも本当の原因は、夕食が軽すぎたことだった。
アメリカでの一人暮らし。面倒で夕食をサラダとチキンだけで済ませる日が続いていた。カロリーが足りていなかった。血糖値が夜中に底を打って、体が「起きろ」とシグナルを出していたんだ。
精密栄養学(食事・血液データをもとに個人の栄養状態を最適化する考え方)を学ぶ中でこの仕組みを知った時、正直「そういうことか」と膝を打った。
HIRO
夜中に目が覚めてしまう理由が「お腹が空いていたから」だとわかった時、拍子抜けするくらいシンプルで。でも、だからこそ改善も早かったんです。
科学が語る「空腹と睡眠」
仕組みをざっくり説明する。
人間の体は、血糖値が下がりすぎると「コルチゾール(ストレスホルモン)」を分泌して血糖値を上げようとする。コルチゾールは、本来朝に分泌されて体を目覚めさせるホルモンだ。
つまり夜中に血糖値が落ちると、体が朝だと勘違いして起こしにかかる。
空腹は、体内の「目覚ましアラーム」を誤作動させる。
PubMedのデータによると、就寝前に血糖値を安定させる食べ物(低GI食品など)を摂取したグループは、睡眠の中途覚醒が有意に減少したと報告されている。
Nutrients誌の研究では、トリプトファン(セロトニンやメラトニンの材料になるアミノ酸)を含むタンパク質を夕食で摂ったグループは、入眠時間が短縮されたというデータも出ている。
さらにハーバード医科大学の研究チームは、夜間の血糖コントロールが睡眠の質に直結すると指摘している。カロリー不足だけじゃなく、食事のタイミングや内容も関係していると。
HIRO
「ダイエット中だから夜は食べない」という人ほど、夜中に目が覚めやすいかもしれません。体に必要な栄養は、ちゃんと届けてあげてください。
僕が実際に変えた3つのこと
難しいことは一切していない。
① 夕食のタンパク質を増やした
サラダとチキン少々だったのを、卵2個プラスか、豆類を追加するようにした。トリプトファンの補給が目的だ。
② 寝る1〜2時間前に「小さな補食」を入れた
ナッツ一握りか、バナナ半分。血糖値を夜中まで緩やかに保つためだ。食べすぎはNGだが、何もないのも良くない。
③ マグネシウムを意識して摂るようにした
マグネシウムは筋肉を弛緩させ、神経を落ち着かせる働きがある。アーモンドやほうれん草、どうしても足りない時はサプリも使った。
変化は早かった。
1週間も経たないうちに、夜中の3時に目が覚めなくなった。
HRVが20台だったのが、2ヶ月後には60前後まで上がっていた。
“`html睡眠の質を高めたい方には、Double Wood Supplementsのグリシン酸マグネシウムがおすすめです。Double Wood Supplementsはアメリカで人気の高いサプリブランドで、サードパーティによる品質検査済みの安心感があります。グリシン酸マグネシウムは酸化マグネシウムと比べて吸収率が圧倒的に高いため、より効果的にマグネシウムを体に取り入れることができます。
“`科学と体験、両方から言えること
眠れない夜は、本当につらい。
天井を見つめながら「また今日もダメだった」と思う感覚、僕は何ヶ月も続けて味わった。
でも、原因がわかれば対処できる。気合いとか根性とか、そういう話じゃない。
夜中に目が覚めるのは、体が正直にSOSを出しているだけかもしれない。
まず今夜の夕食を思い出してみてほしい。タンパク質は入っていたか?ちゃんと食べられたか?
小さなことから始めていい。僕もそうだった。
同じ悩みを抱えているあなたへ
僕も同じ場所にいたから、今夜眠れないあなたの気持ちが、ちゃんとわかる。
「何をどう変えればいいかわからない」という人は、一緒に整理していこう。食事・生活習慣・睡眠のパターンを丁寧に見ながら、あなたに合った改善の道筋を考える。
気合いも根性も要らない。正しい方向に一歩踏み出すだけでいい。
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