「マグネシウムが足りていない」かもしれない、という盲点
夜中に目が覚める。
足がつって眠れない。
朝起きても疲れが取れていない気がする。
こういう悩み、ストレスや年齢のせいだと思っていませんか?
正直に言うと、僕もそう思っていました。アメリカに来てから夜中の3時〜5時に目が覚めるようになって、「環境が変わったせいだ」と片付けていたんです。
でも違った。
アメリカで精密栄養学を学ぶ中で気づいたのは、マグネシウム不足が睡眠の質に直結しているということ。Nutrients誌に掲載された研究でも、マグネシウムが睡眠の深さや中途覚醒の頻度に関与していることが示されています。
今回は、僕が実際に4種類のマグネシウムを試してわかった「睡眠に効くサプリの選び方」をお伝えします。
最初の失敗:酸化マグネシウムを買って後悔した話
マグネシウムサプリを始めたころ、ドラッグストアで一番安かった「酸化マグネシウム」を買いました。
2週間飲み続けたけど、睡眠に変化はなし。
「マグネシウムって意味ないのかな」と思いかけたとき、調べてわかったことがありました。
酸化マグネシウムは吸収率がとても低いんです。体に入っても、ほとんど吸収されずに排出されてしまう。腸を刺激する便秘薬として使われるくらい、消化管への影響が強い。睡眠改善が目的なら、これは選んではいけない種類でした。
遠回りしてしまったけど、この失敗があったから種類の違いに気づけました。
マグネシウム4種類の比較:睡眠効果と体感
| 種類 | 吸収率 | 睡眠効果 | HIROの体感 |
|---|---|---|---|
| 酸化マグネシウム | 低い | △ | 効果なし・最初の失敗作 |
| 硫酸マグネシウム(エプソムソルト) | 経皮吸収 | ○ | 入浴でリラックス効果あり |
| グリシン酸マグネシウム(グリシネート) | 高い | ◎ | 最もおすすめ・睡眠が安定 |
| L-スレオネート | 高い・脳に届く | △(睡眠) | 日中の集中力・メンタル向上に◎ |
なぜグリシン酸マグネシウムが睡眠に最強なのか
グリシン酸マグネシウム(グリシネート)が睡眠に特に良い理由は、マグネシウムだけじゃないんです。
結合しているグリシン(アミノ酸の一種)自体に、睡眠を促進する効果があります。
Sleep誌に掲載された研究では、就寝前のグリシン摂取が深部体温を下げ、入眠を早め、翌朝の疲労感を軽減することが示されています。つまり、グリシン酸マグネシウムは「マグネシウム」と「グリシン」の二段構えで睡眠を助けてくれる。
精密栄養学を学んだ経験から、血液データと照らし合わせてマグネシウムの補充を始めました。Apple WatchでHRV(心拍変動。自律神経のバランスを数値で示す指標)を毎朝計測していますが、グリシン酸マグネシウムを飲んだ翌朝はHRVの値が安定している。自律神経が整っている証拠です。
今使っているのはDouble Wood Supplementsのグリシン酸マグネシウム400mgです。アメリカで人気が高く、サードパーティによる品質検査も受けている信頼できるブランドです。
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入浴用エプソムソルトとの組み合わせが最強だった
内服だけでなく、入浴でもマグネシウムを取り入れています。
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)をお風呂に溶かして浸かる方法です。経皮吸収(皮膚から吸収される)なので、胃腸への負担がない。
就寝の1〜2時間前に15分程度入浴することで、体温がいったん上がって、その後下がるタイミングで眠気が来ます。これが自然な入眠をサポートしてくれる。
正直、エプソムソルトだけでは睡眠改善の体感は弱かったです。でもグリシン酸マグネシウムとの組み合わせで、眠りの深さが変わりました。
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L-スレオネートについて正直に言うと
L-スレオネート(マグネシウム L-スレオネート)は「脳に届くマグネシウム」として注目されている種類です。
実際に試してみました。
睡眠への効果はグリシネートほど感じませんでした。でも、日中の集中力とメンタルの安定には明らかな効果があった。仕事中に頭がクリアな感覚が続く。エンジニアとして認知機能が重要な仕事をしている僕にはありがたかったです。
睡眠目的ならグリシネート、日中のパフォーマンス向上ならL-スレオネート。目的によって使い分けるのが正解だと感じています。
よくある疑問Q&A
Q. マグネシウムはいつ飲めばいいですか?
A. 就寝30〜60分前がおすすめです。グリシンの入眠促進効果を最大限に活かすタイミングです。
Q. 液体タイプのマグネシウムはどうですか?
A. 試しましたが、体感が弱かったです。吸収は早いのですが、種類によっては塩化マグネシウムが多く、睡眠への効果はグリシネートに劣る印象でした。
Q. 一緒に飲んではいけないものはありますか?
A. カルシウムと同時摂取は吸収を妨げる場合があります。時間をずらすか、別々に摂るのが無難です。
Q. 何mg飲めばいいですか?
A. 厚生労働省の推奨量は成人男性で340〜370mg/日。食事から摂れていない分をサプリで補う形がベストです。一度に大量を摂ると下痢になることがあるので、少量から始めてください。
まとめ:マグネシウムは「種類」で全然違う
マグネシウムを選ぶときは「種類」を必ず確認してください。
酸化マグネシウム → 睡眠目的には向かない
グリシン酸マグネシウム → 睡眠改善に最もおすすめ
エプソムソルト → 入浴との組み合わせで相乗効果
L-スレオネート → 日中の集中力・メンタル向上に◎
精密栄養学を学んだ経験と自分の体での検証から言えることは、マグネシウムは「飲めばいい」ではなく「正しい種類を選ぶ」ことが全てだということ。かつての自分のように遠回りしてほしくないから、正直に書きました。まず1つ試してみてください。
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